その着せ替え人形は恋をする　第1巻

ひょんな事から雛人形の頭師を目指す五条新菜は、ギャル系美少女の喜多川海夢のエロゲーヒロインのコスプレ衣装を制作する事になってしまいます。

 

真剣な彼女の熱意に押され、コスプレ衣装制作へと乗り出す事になり、採寸の為とはいえ、あまりにも無防備な海夢に動揺を隠せない新菜。

 

水着姿の美少女に接近されながら、ドギマギとしてしまう彼は、無事に衣装を作り終える事が出来るのでしょうか？

 

1話あらすじ

育ての祖父の影響で雛人形の頭師を目指す事を幼い頃に誓った新菜・・・

 

しかしそのせいで幼馴染の女の子を怒らせてしまい、それ以来から人と距離を置く様になってしまった彼。

 

自分が他人の和に入れば乱してしまうと、トラウマを抱えていた彼は、ふとした事で人気者のクラスメイト・海夢の秘密を知ってしまいます・・・

 

問い１・頭師と書いてなんて読むでしょうか？　答え「かしらし」

2話あらすじ

 

実はコスプレイヤーだったと告白し、自分の衣装を作ってほしいと頼んでくる夢海。

 

しかし頼んできたコスプレ衣装は・・・聖♡ヌルヌル女学園 〜お嬢様は恥辱倶楽部ハレンチミラクルライフ2〜と言う、エロゲーキャラの衣装でした！？

メインヒロインのツンデレキャラの黒江雫の衣装を作る事となってしまい、真剣に取り組んでくる海夢の情熱を理解し、衣装制作を承諾する新菜。

 

しかし翌日に自宅へと訪問してくる海夢と、彼女の行動力は彼の予測を超えていました。

 

問い２・黒江雫と書いてなんて読むでしょうか？　答え「くろえ・しずく」

3話あらすじ

 

コス衣装制作に為に新菜の自宅へと訪問した海夢。

 

さっそくに採寸と寸法を計ってほしいと、彼の自室で服を脱ぎだしてしまう彼女。

 

水着を着ているから大丈夫だと言うも、美少女の水着姿に動揺を隠せない新菜。

 

とりあえずは落ち着いて、彼女の身体の寸法を測るも、密着しすぎな状態に興奮を隠せない彼と、理性を保つ事が出来るのでしょうか？

 

問い３・主人公の五条新菜くんの読み方は？　答え（ごじょう・わかな）

4話あらすじ

 

海夢の衣装の寸法を測る為に、理性ギリギリな採寸を行っていた新菜・・・

 

そんな彼の心拍上昇に気づかない海夢は、バストを計ってほしいと、たわわすぎる胸を計る事になってしまい、更なる理性限界へと追い込まれてしまう彼。

 

無事に終える事が出来るのでしょうか？

 

問い４・ヒロインの喜多川海夢ちゃんの読み方は？答え（きたがわ・まりん）

5話あらすじ

 

海夢のコスプレ衣装の寸法を測る為にとはいえ、産まれて初めて女性の身体に接近してしまった新菜は、複雑な夢を見てしまいました・・・

 

そんな罪悪感を抱えたまま、今日も純真に接してくれる海夢。

 

でも彼女と自分の居る位置は違うと思い知らされてしまう彼は、彼女とどう接すればいいか解からなくなってしまいます・・・

 

問い５・新菜は高校何年生でしょうか？　答え・高校1年生

6話あらすじ

 

海夢の衣装制作の為に専門店へと訪れた新菜・・・

 

綿密な設計図を創り上げ、彼の生真面目さに心底感心する海夢。

 

必要な布地とウィッグを購入し、着実にコス衣装制作が進んでいくも、ついにはガーター下着まで購入すると、下着の試着に付き合う事になってしまう新菜は、動揺を隠せませんでした。

 

問い６・黒江雫の略称は？　答え・雫たん

7話あらすじ

 

コス衣装の完成が待ち遠しいと喜んでいる海夢。

 

衣装が出来たらどこで撮影しようかと上機嫌です。

 

そんな中で海夢は自分が好きなレイヤーの写真を見せてくれます。

 

ジュジュと名乗る美少女コスプレイヤーの写真を見て、改めてコスプレの世界の広さを知る新菜。

 

そんな世界を楽しんでいる海夢に彼は惹かれていました・・・

 

問い７・新菜と海夢のクラスは何年何組ですか？　答え・１年5組

■その着せ替え人形は恋をする　第1巻の感想

漫画家・福田晋一先生による月刊ヤングガンガンにて連載中の作品「その着せ替え人形は恋をする」は、ギャル系美少女のコスプレイヤーと、雛人形の頭師を目指す青年との奇妙な恋愛模様をテーマにした作品です。

 

主人公となる新菜は、幼い頃に両親を亡くし、雛人形の顔を制作する頭師をしている祖父に引き取られ、雛人形制作が趣味の男子として登場します。

 

数奇な人生観を持つ彼が、ギャルでコスプレ好きなオタク美少女ギャルの夢海のコスプレ衣装作り、彼女と関わる事で自分の世界を広げていくと、成長と恋愛を描いた内容となっています。

本作は天真爛漫で主人公の男子をドキドキとさせてしまうギャル系美少女を描く事で有名な福田晋一先生となり、新しい感覚の恋愛モノとなっています

 

ヒロインの喜多川海夢は読モをしているギャルにも関わらず、オタクでもありアニメの好きなギャルとして登場します。

 

自分の好きものを好きと信じて突き通す程にまっすぐな性格の持ち主であり、自分の好きなアニメ作品の為ならばと、どんな事も全力で挑んでいく程に男前な性格をしています。

 

そんな海夢のコスプレ衣装を作る事とになってしまう新菜ですが、引っ込み思案な性格ゆえに、天真爛漫すぎる彼女に振り回され、また彼女の魅力的な身体に理性が揺さぶられてしまうなど、受難な日々を迎えながらも、彼女の為に衣装を作り上げていく彼の生真面目さが見どころとなります。

 

ただ好きな事に夢中になり、そんな当たり前の事を純粋に突き進んでいける海夢に惹かれ、彼女の為にと、衣装制作に取り組んでいく新菜の姿は、雛人形を作る事の自分と向き合う事の機会を得る事となり、物を作る事がどんな事かと学んでいきます。

 

生真面目なまでにコスプレ衣装制作に取り組む新菜。

 

自分は他人と関われば不幸にしてしまうと、他人と関わる事を拒絶していた彼が、海夢によって自分の狭い世界を変えていく事となっていき、互いの魅力に気付いて成長していく物語が、本編の一番の見どころとなっています。