弱小ラグビー部が素晴らしい指導者に巡り逢う事で覚醒する熱血ラグビー漫画です。
舞台は県立神奈川高校。
背の低さを悩んでいる祇園 健次(ぎおん けんじ)はラグビーなら自分も活躍できるのでは?と入部を決意。
しかし初心者なので地味なトレーニングをやらされる毎日。
神奈川ベスト4である慶常高校との練習試合。
強豪校の巧みな試合運びに押されっぱなしの神高は流れを変えるためにキャプテン赤山(せきざん)はなんと祇園を投入!?
ゴールデンウイークのラグビー部の校内合宿にやって来たのは定年退職して暇にしていた元日本代表の籠 信吾(こもり しんご)。
赤山の「やる気ない顧問ではなくちゃんとしたコーチが欲しい」という会話をたまたま聞いていた祇園がインターネットで籠にメールしていたのです。
練習を見ていた籠は「無駄に走らせぶつかり合っているだけ。ロクに休みも入れない無意味な練習ばかりだ」と酷評。
高さ150の紐や5m間隔の棒を避けながらのパス交換など今までとは違うメニューに赤山達は目を丸くします。
元ラグビー日本代表コーチの指導の下、部員達はどんどん上達していきますがそれは当然猛練習もあっての事。
段々厳しくなっていった練習内容に脱落してしまう部員もギブアップしてしまった自分を「情けない」と涙を流す部員にラグビーの聖地、花園を目指したい赤山は「絶対花園の応援に来てくれよな」と声を掛ける事しかできませんでした。
引き留める事ができなかった赤山は技術や戦術が必要だと痛感するも籠は「そのガムシャラさを捨てる事はない」と告げます。
練習にはついていけてる部員達もそれぞれに事情に抱えていて努力、実力、才能だけでも上手く行くわけではない学校の部活運営の難しさもリアルに描かれています。
最初は2軍メンバーだった神奈川最強、嶺蔭学園との練習試合の行方は?
神奈川県予選の組み合わせも決まりキャプテン赤山の最後の夏の結果は?
神高ラグビー部は果たして強豪校を押しのけ聖地・花園まで辿り着けるのか?
そして祇園は自分の適正ポジションは見つけレギュラーを掴み取れるのか?