ケアード高校に通う主人公のカナタは高校のイベントで他の生徒7名とそのうちの1名の妹の合計9人で惑星マクパで5日間キャンプをすることになる。
しかし、惑星マクパに着くや否や突如出現した不思議な球体に全員吸い込まれ五千光年離れた宇宙に強制ワープさせられてしまう。
ワープした先に偶然まだ動かせる無人の宇宙船を発見したことによりひとまずことなきを得るが、五千光年という距離は超光速で進んでも3カ月はかかるため3日分の食料しかない彼らには絶望的な状況だった。
そんな彼らの自分の星に帰るまでのサバイバル物語である。
宇宙船の通信機が壊れており、3日分の食料しかないのに関わらず絶望的な距離にワープさせられたため全員諦めかけていた。
しかし、メンバーの1人アリエスが「3日で行けて食料が調達できる星に行ってそこで食料を確保する。
また別の星を探してを繰り返しながら故郷を目指せばいいのではないか」と提案したことで帰れる可能性があることを気付き、一行は食料を探せる星を目指す。
星を目指す途中壊れた通信機を調べていたメンバーのザックは「壊れた形跡がまだ新しい」とカナタに報告する。
つまり、9人の中の誰かが人為的に彼らを自分ごとワープさせ宇宙船の通信機を壊したことになる。
刺客の存在に怯えるメンバーの中、主人公のカナタは「やれるものならやってみろ」とメンバーを勇気づける。
そして、行く先々の星で訪れる様々な危険もカナタの諦めない想いが一行を徐々に故郷の星へと導いていく。
このマンガの魅力は謎が多い所にあります。
まず誰が刺客なのかというところです。
メンバー全員に個性があり本当にこの中に刺客がいるのかと思わせられます。
そして一行をワープさせた謎の球体。
あれはなんなのか。
刺客によるものなのかもとても気になるところですね。
他にも後に明かされる主人公たちに隠された秘密や、冒険の途中訪れる危険をどう乗り越えるのかといった先の読めない展開に毎回ワクワクさせられます。
伏線がずっしりと詰まったマンガが読みたい人は是非このマンガを読んでもらいたいと思います。