「君は淫らな僕の女王 2巻」冒頭
ぼくと昴は幼なじみだ
毎日毎日日が暮れるまで遊んだ
2人で一緒にいるのが当たり前だった
だけど昴はお嬢さまだった
彼女は小学校から全寮制の私立の学校へ行き
ぼくは公立
昴とぼくの人生は そこで二股に分かれたはずだった
でもぼくは昴に会いたい一心で…
昴のいる私立高校へ特待生として入学するために死にものぐるいで勉強した
その甲斐あって今年から昴と同じ学校へ通っている
そしてぼくは現実を知ることになった
高校生になった昴はすごく美人で成績も学年トップ
しかも良家の娘だ
街を歩けばすぐスカウトに声をかけられ学校内には非公認のファンクラブさえ存在する
人気者でなぜかみんな昴には敬語だ
この金持ち学校の男さえ気後れする程
昴は完璧なお嬢様だった
子供の頃とは違う
わかっていたけどぼくとは住む世界の違う女の子
でも……
みんな昴の本当の姿を知らない
彼女は淫らな女王だった
「君は淫らな僕の女王 2巻」ハイライト
昴
「えっ?」
『禁オ〇ニー』
昴
「何これ?」
アキラ
「見ろ」
アキラ
「昨日たった1日オ〇ニーを我慢しただけで自制心の砂時計の砂が3分の1も落ちた」
「つまりあと2日我慢すれば全部の砂が落ちておれたちは「上がり」だ」
「裏の神様の縛りが解けて自由にセックス出来るようになる」
昴
「……」
「あなたは2日間呼吸をしないで生きていられるの?」
アキラ
「……」
「昴にとってオ〇ニーは呼吸と同じくらい生命活動維持に欠かせないものだと言いたいのか?」
「生きていくために必要だと」
昴
「違う」
昴
「私はオ〇ニーするために生きてるの」
「オ〇ニーするために呼吸をしてるのよ」
「君は淫らな僕の女王 2巻」感想
1巻の時点で一旦の完結していたのですが、あまりの人気にさらに続編が作られた形のこの2巻。
1巻は主に二人でストーリーが展開されていましたが、2巻では色々なキャラクターが絡んでさらに二人の仲を進展させていきます。
原作の岡本倫先生は基本大団円以外を書きたくない人なので、途中ハラハラする展開はあるものの、スッキリとした読後感になれます!