月代中学校に通う主人公の若殿ミクニとその友人皇城ジウと愛月しのは幼い頃からの仲で、中学校では3人ともミクニを生徒会長とした生徒会に所属していた。
いつも通りのある日、ジウはしのに好意があり告白しようと考えていることをミクニに相談する。
ミクニはジウを応援しその日はジウと別れたが、その後ミクニは突如腕に出現した謎のリストバンドによって廃墟と化した町にワープさせられてしまう。
ワープした先で同じリストバンドを付けたジウとしのと再会を果たし、他にも同級生が全員ワープさせられていることを知る。
全員ここはどこでどういう状況なのかと怯える中、彼らの前にファウストと呼ばれる人物が現れ、この廃墟の町は月に存在することを打ち明ける。
そして、ミクニ達を月にワープさせた張本人だと言うファウストは「君たちはラブデスター実験の被験者だ」と告げる。
このラブデスター実験とは被験者同士が愛の告白を行い、両想いとなるとそのカップルを地球に生還させてくれるが、両想いで無い場合は告白した者が爆死するデスゲームである。
多くの生徒が怯える中、恋愛嫌いでリーダーシップのあるミクニは「他の方法を見つけてやる」と周りの人間たちを勇気づけ、それがまたファウストの興味を惹くことなる。
このマンガの魅力は普通のデスゲーム物とは少し違うところにありますね。
デスゲーム物というと理不尽なルールの中で残酷な展開が繰り広げられていきますが、この作品では両想いになることで生還できます。
誰と誰が両想いになるのか。そして誰が死んでしまうのか。
また、過去のトラウマによって極度の恋愛嫌いになってしまっている主人公ミクニは愛に目覚めることができるのかといったことが気になるところですね。
ラブデスター実験のルールによってけっこう登場人物が死んでしまうことがあるのですが、それがストーリーに緊張感を生み出してハラハラさせてくれるのもデスゲーム物ならではの魅力ですね。
デスゲーム物が好きな方には是非読んでもらいたいマンガです。