「無料試し読み」で読んでみてください

まずは「無料試し読み」で読んでみてください。
続きを読みたい場合は、購入して読んでみてくださいね。

⇒ まんが王国

マンガのタイトルで検索するとすぐに出てきます。



カネが泣いている

金融業者を主人公にした漫画と言うと、「ナニワ金融道」や「闇金ウシジマくん」、「ミナミの帝王」など、グレーというよりは完全にブラックな領域で高利の金を貸し、鬼の取立てで債務者から金を切り取っていくというイメージが強くあります。

こうした作品は「貸した金が返ってこない」という「問題発生」を、「取立て」で「解決」していく基本的な構造があり、主人公たちは悪い奴らであると同時に出来るプロという形で描かれています。

完璧な悪でありながらヒーロー的側面を持っているがために大ヒットした作品も少なくありません。

反面、ヤミ金業者が堂々と看板を出して商売しているのにまったく捕まる気配がないといった現実感の希薄さが垣間見えることも確かです。

一方、本作で題材となっている金融業者は完全に合法、「表」の領域の金融業者であり、主人公の高木をはじめとする社員たちもごく普通の一般人であり、借り手もまた庶民と呼べる人たちです。

借りる側は資金繰りが苦しく、しかし貸す方もまた強烈にノルマに追い立てられるという構図があり、どちらにも余裕がなく、また問題を解決しても幸福になるという展開が見えません。

金融業の中でも相当なブラックという印象が強い職場ですが、それだけに日々の仕事や債務者訪問、過払い請求等々のピンチなどシチュエーションのリアル度は極めて高く、CMを打っている「普通の金融業者さん」の一端を垣間見た気がしました。

大長編作品が多い「金貸しもの」の中で、分量が短めなところも個人的には高評価です。

やはり金利が収益となり、その一部が社員たちに分配されるという構造上、たとえ数万円、数十万円の未払い金でも見過ごすことはできませんが、しかし、債務者が取立てに嫌気が差し本気で逃げてしまったり破産してしまったらどうにもなくなるという板挟み的な状況が心に響いてきます。

基本的に「悪い」借り手がいないだけに勧善懲悪にはならず、カタルシスが少ない代わりに仕事の大変さに思い至ることができる一作とも言えます。


無料漫画・コミック2200作品以上の無料試し読みはこちら

無料漫画・電子コミックが2200作品以上!1冊丸ごと無料、期間限定無料漫画、完結作品から新刊まで多数配信!国内最大級の電子コミックサイト