ある日、ダブル主人公の犬屋敷と獅子神が偶然公園にいたところに宇宙船が墜落します。
地球上の生物を死亡させてしまったことに焦った宇宙人は、二人を外面的に修復することにします。
こうして二人は最高の技術によってサイボーグとなってしました。
どんなことでもできてしまう機械の身体となってしまった二人は、はじめ自分の体に起こったことに困惑しますが、やがて自分が人間であるのかどうかに苦悩します。
そして犬屋敷は救いを求めている人を助けることで、獅子神は無差別に人を殺すことで、それぞれの生を実感するようになります。
そんなあるとき、獅子神はその犯行がばれてしまいネット掲示板の書き込みによって自宅が特定されてしまいます。
獅子神は自宅から逃亡するものの、追い詰められた獅子神の母親が自殺したことをきっかけに、ネット掲示板の書き込み者を始めとした、日本中を巻き込む大量殺戮を始めます。
犬屋敷と獅子神の親友安藤は協力して獅子神の暴走を止め、獅子神との直接対決に勝利します。
その後、以前から危惧されていた隕石が地球に衝突する恐れがあることがわかり、世界中がパニックになりますが、獅子神と犬屋敷の手によって隕石の破壊を成功させ、世界が救われたのでした。
このようなSF的な内容の漫画「いぬやしき」ですが、さすがGANTZ作者の奥浩哉先生なだけあって絵が非常に綺麗で、登場人物たちの細かな心理描写や行動が妙にリアルに描かれています。
読み始めるとそのリアルさに引き込まれ、どんどん読み進めてしまいます。
最後まで緊張感のあるハラハラした展開が続くので退屈せずに読むことができ、非常に面白いです。
10月からアニメが始まり、映画化も決まっている人気作品なのでぜひ一度読んでみることをお勧めします。
すでに完結していて、巻数も10巻と多くないため気軽に購入することができるでしょう。
SF好きな人、綺麗な絵が好きな人、映画のような迫力ある漫画を読みたい人は絶対ハマる、「いぬやしき」はそんな漫画です。