『プリンセスはミステリーがお好き』 全1巻 あらすじ
お転婆の罰から、今日から侍女になったプリンセス・リーザ。
思わず城主プリンス・フランツに挨拶に行き、追い払われてしまいます。
身分を嫌に思いながら、会う人会う人に侍女頭がどこにいるかを聞きます。
一時間後、ようやく辿り着きます。
怒る侍女頭・メイサに、
「よろしくね。おばちゃん」
と明るく挨拶するリーザ。
家老は倒れ、公爵夫人は目眩を起こし、侍女頭も高熱で倒れたと、次々とトラブルが報告されます。
城の財政に頭を痛めるプリンス。
リーザは不気味な言い伝えを聞きます。
4代前の城主が残した言葉で、
「3つの宝を見つけろ」
見つけなければ幸せになれない、とか。
侍女の中にまで身分があるのに驚くリーザ。
棚を作ろうと、壁をいじってると大きな穴が空いてしまいます。
壁の中に空洞があり、手紙を見つけます。
慌ててプリンスに知らせに走るリーザ。
しかし、追い出されてしまいます。
一人壁を修理していると、プリンスがやってきます。
リーザが字を読める事に驚くプリンス。
ローマ文字を読め、ドイツ語(スイスドイツ語)を話し、オーストリア語、ハンガリー語、フランス語と何ヵ国語も話せる事にも驚きます。
初めての手掛かりだと喜びます。
リーザは運命は変えられると確信します。
プリンスの命で川から水路引く工事が始まります。
井戸の底を見る為に、リーザの指示でどんどん水を汲みます。
そんなリーザを怪しんだプリンスは、リーザの身元を調べます。
プリンス達の風呂を用意するリーザ達侍女。
リーザに、
「幸福とは、なんだ」
と聞くプリンス。
「自由にやりたい事をする事」
と答えるリーザ。
身分はそこに生まれただけと、リーザ。
プリンスは、それを使命と言います。
しかし、村から娘を探し、子供を生んだ後は生家に返すと言うプリンス。
腹を立てたリーザは思わず、プリンスと言い合います。
しかも、リーザでいいといい出し、キスしようと抱き締められます。
うっとりするものの、金を出すと言う言葉に飛び退きます。
「お黙り!!」
と殴ってしまいます。
あらゆる求婚を断ってきたプリンセス・リーザ。
プリンスが平民の娘を望んでるとリーザが言ったおかげで、侍女達がプリンスにつきまといます。
それを全く気にしないリーザは井戸の話をします。
井戸に降りてヒントを見つけるプリンス。
リーザも井戸に落ちてしまいます。
ブルーサファイアの指輪を見つけます。
2つ目のヒントが水に濡れていたので、とりあえず上に出る二人。
プリンスの部屋で風呂に入ってると、2つ目のヒントが他にあると、シャツ1枚で言いにきます。
2つ目のヒントがルビーと結論します。
人の笑顔が見たい。
プリンスの笑顔が見たい。
とリーザ。
しかし、拒絶するプリンス。
宝探しを続けるリーザに手を貸すプリンス。
プリンスを好きだと自覚するリーザ。
メイサに泣きつくリーザ。
身分には相応の義務と責任があると言います。
馬小屋を調べるリーザとプリンス。
2つ目のヒントを見つけた時、この前の豪商が現れ、脅してきます。
指輪も奪おうとします。
リーザは隠し持っていた短剣を投げつけます。
思わず抱き合う二人。
リーザの短剣は代々に伝わるもので、調べると、ルビーの指輪が出てきます。
リーザの正体を知るプリンス。
リーザは自分は養女で結婚が嫌で逃げた事。
身分とは責任だと言う事。
だから、勘当されてしまったと話します。
自分は侍女だと、その場を離れるリーザ。
最後のヒントを解く為に急ぐプリンス。
リーザの元にやってきたプリンスは、リーザにプロポーズします。
「サファイアとルビー、2つを手にしたものは、すでに3つ目の宝も手に入れてる」
そう言うと、リーザを抱き締めるプリンス。
リーザの父がプリンスから婚礼の申し込みを受けたと言います。
皆の前でキスする二人。
『プリンセスはミステリーがお好き』 全1巻 感想
いくらプリンセスとは言え、今はただの侍女。
なのにプリンスに挨拶するとは、スゴいですね。
度胸がありすぎですね。
まあ、それが普通だったのかもしれませんね。
侍女頭、おばあちゃん扱いされて、卒倒しちゃいましたね。
次々と、スゴい早さでトラブルが起きていきますね。
実際に城主やお妃は早死にしているらしいと、噂する侍女達。
こういう噂は、広がるの早いでからね。
プリンスも最初はリーザの事は、厄介事にしか思っていませんでしたね。
いくらプリンセスでもスゴいですね。
できる言語の数。
侍女の間でもリーザの働きぶりを誉めるものも出てきます。
すっかり、指示出したりしてましたね。
子供を生むだけの身分の低い女性がいい。
確かにリーザでなくても怒る話ですね。
でも、グーで殴るなんて、リーザらしいですね。
数々の求婚者を断り続けていて、最後の男は迷い犬を蹴ったから、リーザもその男を蹴るなんて、さすがですね。
裸に彼のシャツ1枚、図らずともそうなりましたね。
赤だけはサファイアにない色、初耳ですね。
城主はブルーサファイア。
妃はルビー。
メイサにプリンスを好きだと打ち明けた時、自分も好きな人がいる話をしてくれます。
好きだけど、今の自分は侍女だと身を引くリーザ。
本当にプリンスが好きなんですね。
プリンスも自分の想いを叶える為に頑張りましたね。
それにしても、侍女頭メイサが好きなのは、ご家老だったとは。
しかも、両想いです。
リーザのテラピールームにやってきたプリンスが怒ると、何気にメイサがかばおうとしてくれてましたね。
すっかり、リーザを認めてましたね。
それにしても、侍女達がいるような場所で、皆がいるのにプロポーズするとは、
すっかり、リーザに毒されたプリンスですね。
そして、激甘ですね。
プリンセスってのもばれたし、これからですね。
これからも、リーザはリーザで、お城の中を駆け回りそうですね。
そして、ところ構わず、ラブラブしそうな雰囲気ですね。